世渡り下手の人生

なんでもない日記です

親から多くを求められずに生きてきた


育休明けのパートさんが「子供が段々言う事聞かなくなってきてイライラが・・・」と悩んでいた。目の下にも酷いクマ、疲れているのが一目で分かった。
上の子が小学生になるのだが、明らかに出来る事が少ない、だから「アレしろコレしろ」ってすぐに口にしてしまうのだそう。

それに対して子供は嫌々・・・とやらないと。
その様子にまたイライラして怒ってというのが無限ループ。
毎日怒鳴りあいじゃあ大変だよなあ。


休憩時間に相談されていた訳だけども・・・。
私「子供いないし結婚もしてないですけど相談相手私で大丈夫ですか?w」
パートさん「叶えさん落ち着いてるし、昔から手掛からない子だった感じするから」
そんな事ないわ!!w

今でこそ落ち着いてるとか、冷静で大人っぽいとか言われるけれども、子供の頃は割と両親に迷惑かけていたタイプだった。しかも兄弟して。


私「でも親に2つだけ絶対に守ってって言われてた事があります。」
私「人に迷惑を掛けない」「人の嫌がる事はしない」
私「これ以外は目を瞑るって言ってました。」
パートさん「2つだけ!?」

子供の頃を思い返すと「アレをやりなさい」とか言われた事ってあまりなくて、怒られる時は大体、友達を泣かせたとか物を壊したとかそういう他人に関係する事だけ。

両親曰く、「自分たちがそんなに出来が良くないのに、出来の良い子が生まれるなんて期待はしていなかった。」との事。だから何かを求めるつもりはないので、波風を立てず、誰にも迷惑をかけないのであれば好きに生きていけばいいという考えだったみたい。


子供心に成長するにつれて「人の嫌がる事をしない=人の喜ぶ事をする」とか自分で考えられるようになったし、それは弟も一緒だった。
割と兄弟して自由に生きてはいるけれども、誰にも迷惑かけていないし、それなりに人への思いやりは持って生きているつもりだ。

でも今考えてもそんなに言われたって覚えられないし、反発しそうだなーって思う。
両親は自分の子の性格良く分かっていたのだろうなあ。


それぞれ家庭の事情があるし、子供の性格もあるから一概には言えないけれども、どうしてもこれだけは譲れない!!ってものに絞って言ってあげた方が子供も飲みこみやすいし、親としてもイライラする事が少なくなるのではないだろうか。

とはいえ、私の経験値じゃあほぼ戦闘能力0だから、あくまでも「私はこうだった」という体験談的な感じでパートさんには伝えた。
なんか家庭のストレスも結構抱えてるみたいだったし、吐き出して楽になってくれてたらいいな。

お母さんって大変なんだろうな。お疲れ様です。